ウールの洋服や中綿はあるけど、
どうして断熱材にウールを使う必要があるのでしょうか。

サーモウールは文字通り、天然の羊毛を使用しています。
ヴァージンウールで太くて耐久性があり、
キューティクルが整っていて優れた調湿・消臭性能を発揮することのできるニュージーランド産のウールです。

ウールは、綿の約2倍、ポリエステルの約40倍の吸湿率を誇る繊維です。
吸収した水蒸気をウールの組織内に結合水として保持できるため、湿気を吸収しても表面はサラッとしています。

また、ウール繊維は最も複雑な構造を持つ繊維の一つと言われていて、
技術が発達した現代においてもウール繊維のような
構造と性能は一つの化学繊維で実現することは難しいようです。

日本の住環境は、高温多湿で近年特に多湿化し、
断熱材が湿気で結露しカビてしまいます。
カビの胞子はアレルギーや
シックハウス症候群などの原因となります。

また、結露して水に濡れると10倍も熱を逃がしてしまうため、
寒くて暑い家になり、
一度、壁の中でカビてしまえば大規模改修でなければ変えることはできません。

サーモウールのウールはその調湿性能で壁内結露だけでなく、
一年中、40-60%の快適な湿度に自然と調湿することで、
冷暖房費を抑え、快適で健康な住宅を実現します。

また、サーモウールはウール繊維の高い消臭性能を活かして、
シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドや、
住環境で発生するタバコや、汗臭、ペット臭などの気になる匂いを消臭します。

天然繊維であるウールを断熱材に使用することで、
住宅を長持ちさせ健康で安心な住環境を実現します。

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